トラウマ

私が生まれたところは、
とあるニュータウンなのだが、
そこの小学校は、戦争と同和教育が熱心で
「道徳」の時間に「にんげん」読んだり
体育館に集まって、いろんな映画を見たりした。

その、小学生の頃の記憶がトラウマになって
今でも私は、飛行機の飛ぶ音が怖い。
爆弾が落ちてきそうな気がするから。
逃げたくなる。
爆弾落ちたら、部屋にいても、窓際にいたら
ガラスの破片が刺さりまくったらどうしよう、
とか思う。

あと、差別の問題も記憶の片隅にしっかり
残ってて、でも、子供の頃ゆえ、
その辺の記憶はあいまい。

「人柱」
洪水を防ぐため？生きた人を柱に埋めるとか
「川向こう」
川の向こうに行ったらアカン、とか
「藍染め着物」（これは思い違いで「渋染」かも）
差別されてる人は着物の色が決まってるとか
の映画を体育館で見た。

話しの内容はあまり覚えてないけど、
そんなくらいだけ、覚えてる。

こんな映画を体育館で見て
泣いたりすると、「泣いてるー」とか言って
周りに冷やかされたりする。

最近読んだ、高村薫さんの本に
被差別部落、についてが出てきたので、
なんとなく、興味というか関心を持ったけど、
結局、詳しくわからず。。。
「橋のない川」（住井すゑ）
もタイトルだけが
小学生時代の記憶の片隅にしっかり残ってて
ずっと気になってたけど、
やっと読んでみる気になった。

たぶんこの映画も見てるはず。
　
　
今日の本
「橋のない川　第1部」　住井すゑ